ベクトルと空間座標 / 2016

イマイチ表紙_ページ_1<イベントの実施日>
2016年06月04日

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ベクトルと空間座標 (106ページ)
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ここでは、実はブログに書いた文章がよく書けているので以下に保存版として掲載しておきます.

まず「ベクトルとは何か」類別の説明.そして「 1次独立」を説明し以下「分点公式」を水源として「ベクトル方程式」「領域」までを1からげにする
その上で 「内積」だが、これがよくわかっていない.そしてその定義\overrightarrow{a}\cdot\overrightarrow{b}=|\overrightarrow{a}||\overrightarrow{b}|\cos\theta\cdots\cdots\cdots\cdots(1)  \overrightarrow{a}\cdot\overrightarrow{b}=a_1b_1+a_2b_2\cdots\cdots\cdots\cdots (2)
だが、「どっちがホント?」と聞いてみた.みんなキョトンとしていたが、爺さんとしては(2)だと思う.そして(1)は(2)に合わせるためにカタチを整えたと読める.その証拠に(1)で2つのベクトルのどちらかを単位ベクトルにとれば正射影につながってくる.
それを、まだ意味の見えない(1)から入って図形的イメージに振り回されてボロボロになってしまった.ちがうか?
そこで(1)と(2)をつないでみる.教室で
|\overrightarrow{a}||\overrightarrow{b}|\cos\theta=a_1b_1+a_2b_2
と書いて、「証明したことある?」と聞いてみた.しかし、そんなことは思いもしなかったようだ.
というのは、内積計算のカナメになる「分配則」
\overrightarrow{a}\cdot(\overrightarrow{b}+\overrightarrow{c})=\overrightarrow{a}\cdot\overrightarrow{b}+\overrightarrow{a}\cdot\overrightarrow{c}\cdots\cdots\cdots\cdots (3)
(2)の形からしか証明できない.それを「文字計算と同様に」とだけ覚えて切り抜けようとするからベクトルだかスカラーだかわからなくなってゴチャゴチャになってしまうのです
だから心当たりの人は、急きょ(2)の定義にしたがって(3)の証明を試みてください.要するにこの(3)が「内積の芯柱(しんばしら)」なのです君たちの最もシリアスな病根叩きのめす良い勉強になりました

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