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スマホでは、私の場合は「Adobe Reader」をインストールしたらウマク開くことができました.
第1章 指数と対数(クリック)
対数関数は指数関数の逆関数だから、対数関数の前に逆関数の説明がなくてはならなはいずである.ところが、現行カリキュラムでも難しすぎる概念として「数III」に送られてしまっている.これでは、そうでなくとも難しい対数関数がメチャメチャになってもトウゼンです.「このシリーズ」では本来の手順に従って「数 I 講義」でシッカリ説明しているから、その逆関数のところを見ておくとよいでしょう.
第2章 三角関数(クリック)
ここで、まず注目してもらいたいことは、角の測り方が 「度( °)」 ではなく 「弧度法 (ラジアン) 」を導入しているということである.
そこで、「なぜラジアンでなくてはならないか」ということだが、詳しくは数Ⅲ(このシリーズでは 「 微積分講義 」 )で説明します.
ここでは、それは sinθ/θ → 1 (θ → 0) であることから ( sinθ)’=cos θ を導きたいことによるものと思ってよい、とだけ言っておきます.
さて、こうなると三角関数は三角形、三角比などという図形問題の範疇にはおさまらない. y=sin x に代表されるようなレッキとした「角度の関数」として扱われ、波動を中心とする物理学に大きく貢献することになるのです.
この「ラジアンの導入」は三角関数が「関数」として大きく展開する、まさにその出発点になっているわけです.
第3章 数列 (クリック)
この章で、はじめから終わりまで、どんな場面でもチョロチョロと出てくるのは何と言っても「等比数列とその応用」に関するハナシでしょう.
もちろん他に 等差数列、 Σ( )の公式を用いるもの、差分解 などいろいろあるが、それらは多少難しくてもその部分だけでカタのつく、きわめてローカルな内容のように思います.
そして、一般に敷居の高い漸化式だが、一般項が n の式で求まるタイプについてはすべて解説しました.しかし、それで問題が解けるということにとどまらず、その根拠が数学的帰納法に基づくものであることと併せてその意味や威力を学んで下さい.
第4章 微分法とその応用(クリック)
ここでは整関数の微分がテーマだが、現行の指導要領では 「3次関数を中心に」 となっている.しかし 「このシリーズ」 の時代はその制限はなかった.
今日、まして理科系では指数・対数、三角関数の微積分までやるわけだから、こういうシバリがあるとも思えない.そうは言っても、旧課程では4次以上の場合を高校で正式に扱ってもらう機会はなかったはずです.
いわばブラックホールのような範囲だが、悪いことは言わないから、特に理科系の人は本書にしたがってやっておくとよい.今となると、こういうところをつなげてくれる参考書は他にありません.
第5章 積分法とその応用 (クリック)
数列のあとに、本来あるはずの無限級数が入っていないのだから、定積分を無限級数で定義することはあきらめよう.
しかし、現行の指導要領の 「整関数の積分を2次関数を中心に」 というのはあまりに若者をナメていないか.たとえば回転体の体積を求める問題は「2次関数を2乗すると4次関数になるからなるべくやらない」ということのようです.
本書にはシッカリ書いてあるから補強しておくとよいと思います